伸び悩む子、伸びる子の違いはココ!

「うちの子、簡単な計算はできるのに、ちょっと応用になると全然ダメ…」
「いつも算数のテストで点数が伸び悩んでる…」

もし、そう感じているなら、お子様の算数力の土台がしっかりと築けているか、一度立ち止まってチェックしてみませんか?

算数の成績を上げるためには、テクニックや難しい問題に取り組む前に、揺るぎない土台を築くことが何よりも大切です。今回は、お子様の算数力を着実にアップさせるための4つの重要なポイントをまとめました。

【1】算数力の絶対条件!「計算力」を徹底的に磨き抜け

まず、声を大にして言いたいのは、計算力は徹底的に磨いておいてほしいということです。簡単な計算がストレスなく正確にできること。これは、中学受験の算数において、土台の土台のそのまた土台と言っても過言ではありません。

もし、この土台が弱いと、その上にどんなに素晴らしい知識や解法を積み上げようとしても、全てがグラグラと不安定になってしまいます。最悪の場合、何も積み上げられない、なんてことにもなりかねません。

【2】「基本事項」は宝の地図!応用力への道標と心得よ

次に重要なのは、算数の応用問題を解くための基本事項です。その数は、およそ200~300項目にも及びます。これらを徹底的に練習し、頭の中の引き出しに整理整頓しておきましょう。そして、いつでも必要な時にサッと取り出せるようにしておきます。これが、応用問題を攻略するための必須条件です。

「その基本事項はどこにまとまっているの?」という疑問を持たれた方もいるかもしれません。残念ながら、都合の良い完璧なまとめはなかなか見つからないのが現実です。

しかし、ご安心ください。お子様が塾で使っているテキスト。その基本問題を全問完全に理解し、解けるようにしておきます。これで頭の中の整理整頓はほぼ完了したと言えるでしょう。(ちなみに、親と子の中学受験からも「算数教室」という基本事項を網羅したテキストが出ています。もしよろしければ、そちらも参考にしてみてください。)

ここまでしっかりと土台が築けていれば準備としては十分です。塾の公開模試のようなテストでも、悪くても4~5割、うまくいけば6割程度の得点は期待できるはずです。

【3】算数のセンスを磨く!「数に対する感覚」を鍛えよう

ここで、少し簡単な質問です。

「今、ここにおはじきが7個あります。あと何個で10個になるでしょう?」

大人であれば誰でも瞬時に「3個」と答えられます。小学校1年生のお子さんでも、半数以上は即答できるでしょう。

しかし、中にはすぐに答えられない子もいます。指を折って数えたり、頭の中で筆算のような計算をしたり…。もちろん、筆算そのものを否定するわけではありません。

問題なのは、何でもかんでも筆算に頼ってしまうことです。ごく簡単な計算まで筆算で処理しようとする結果、算数の根幹である**「数に対する感覚」**がなかなか育たないのです。単純な計算練習を繰り返したら、計算スピードは上がるかもしれません。ですが、数に対する本質的な理解は置き去りにされてしまいます。

計算にはイメージが不可欠です。

小学校に入る頃までには、数を具体的なイメージとして捉える練習をしておきたいところです。
ブロックや積み木で遊ぶだけでなく、数を数えさせたり、小銭を数えて同じ種類ごとに積み重ねたりするのも良いでしょう。

一桁の数同士の足し算・引き算、一桁と二桁の数を組み合わせる、10になる数を言い合う、慣れてきたら100になる数を言い合うなど、親子で遊びながらでも「数に対する感覚」は十分に養えます。

遊びを通して、足し算、引き算、かけ算、割り算のイメージをしっかりと頭にインプットしてあげることが大切です。日常生活の中で、意識して数を意識させたり、考えさせたりすることで、お子様の算数の脳は大きく成長するはずです。

【4】得点源に育てよう!「図形問題」で確実に点を稼ぐ

幼い頃から、ブロックや積み木を組み立てたり壊したりする遊びは、積極的にさせてあげてください。この経験を通して、立体の持つ性質が自然と身につき、図形のイメージを持ちやすくなります。

また、折り紙も非常に有効な教材です。折り曲げた部分がどこに重なるのか、どのように重なるのか、折り目の線はどうなるのか…。図形感覚を養うためのヒントがたくさん詰まっています。

図形の感覚は、普段からどれだけ図形と向き合い、触れ合ってきたかで大きく変わります。幼少期は、遊びの中に積極的に図形を取り入れ、図形との触れ合いを増やすことが重要です。

ティッシュペーパーの箱、トイレットペーパーの芯など、身近なものが最高の教具になります。特別な教材を用意する必要はありません。日常生活の中で、遊びを通して図形認識力を育んでいきましょう。

算数の土台作りは、未来への投資

算数の土台をしっかりと築くことは、目先のテストの点数を上げるだけでなく、お子様の将来の可能性を大きく広げるための投資です。

もし、お子様の算数の土台作りに不安を感じているようでしたら、ぜひ~算国オンライン個別指導塾「究学」~にご相談ください。経験豊富なプロの講師陣が、お子様一人ひとりの理解度に合わせて、基礎から丁寧に指導いたします。確かな土台を築き、算数を得意科目に変えるための効果的なサポートを提供いたします。

まずは、お気軽にお問い合わせください。お子様の状況を詳しくお伺いし、最適な学習プランをご提案させていただきます。