成績が伸び悩む「本当の理由」、ご存じですか?

「塾の宿題も真面目にやってるのに、なぜか成績が伸びない…」
「公開模試になると、途端に点数が取れないのはどうして?」

お子さんが塾で一生懸命頑張っているのに、思うような結果が出ない。
もしかして、志望校は厳しいのかも…。
そんな不安を抱える親御さんは少なくありません。

実は、中学受験の算数には、多くの親が見落としがちな「落とし穴」があります。
そして、それを知ることで、お子さんの学習が劇的に変わる「逆転の秘策」があるのです。

「できる子」と「伸び悩む子」を分ける5年生の壁

大手進学塾では、通常5年生で中学受験算数の主要な単元をほぼ終えます。
6年生からは、それらを複合的に使いこなし、入試問題で得点するための「応用力」を徹底的に磨くフェーズに移行します。

つまり、5年生の間に「習ったことを徹底的に理解しておくこと」が、入試算数を制覇するための最大のポイントなのです。
割合と比、速さと旅人算、平面図形と比、立体図形と水問題、場合の数…。
どれも重要な単元ばかり。
ここをいかに深く理解しているかが、その後の伸びを左右します。

あなたのお子さん、もしかして「暗記算数」に陥っていませんか?

以前、こんなご相談がありました。
「テキストを何度も繰り返しているので、塾の復習テストでは上位。でも、公開模試では全く点数が取れません。どうすればいいのでしょう?」

詳しく話を聞くと、そのお子さんは「算数を暗記科目」のように学習している可能性が見えてきました。

テストで高得点を取るために、解答までの流れを丸ごと覚えてしまう。このやり方は、数値が変わるだけの問題には対応できます。ですが、少し条件を変えられたり、切り口が変わったりするだけで、途端に手が出なくなってしまうのです。

これが「暗記算数」の落とし穴。
中堅校や人気校であれば、それでも何とかなる(ただし、膨大な手間と時間がかかります)かもしれません。
でも、難関校を目指すなら、この勉強法では太刀打ちできません。

算数力は「土台」と「応用」の二段構え

算数で確実に得点していくには、まず強固な「土台」を築くことが不可欠です。

算数の土台とは…

  • 計算力や図形の認識力
  • 基礎知識(問題解決のテクニックも含む)
  • 問題文から条件を正確に読み取る能力

これらの土台があれば、初めて見るような入試問題でも対処可能です。
自分で条件を整理し、図や表にまとめ、考える手がかりを見つけ出す訓練。これを積み重ねることで、問題に切り込んでいけるのです。

しかし、土台だけでは十分ではありません。
公開模試で得点が20~30点であれば土台の練習不足は明らか。
50点前後であればパターン練習で止まっています。
そこからさらに先、最難関校を目指すなら、「土台を使いこなす力」を養うステップが不可欠です。

親が「主導」すべき算数の「本当の勉強法」

ここでお伝えしたいのは、これから紹介する勉強法は、お子さん任せにしてはいけないということです。親が主導し、徹底的に伴走してあげてください。

「そんなに手がかかるなら、難関校は諦めた方が…」と思うかもしれません。
しかし、せっかく中学受験に挑戦するのなら、ぜひここまで手をかけてあげてほしいのです。

1.計算力を「見える化」する

単に時間を計って計算問題を解かせるだけでは不十分です。

  • 1問にかかった時間
  • 途中の計算で無駄がないか
  • 工夫して計算できているか(例えば、分配法則など)
  • 暗算を適切に使えているか

これらを細かくチェックし、できていない点を具体的に指摘して修正を促しましょう。
地味な作業ですが、これを繰り返すことで、お子さんの計算力は格段にアップします。
たかが計算、されど計算。ここは手を抜かないでください。

2.基本パターンを「ノーヒント」で確認する

塾のテキストにある基本例題を、お子さんにノーヒントで解かせてみてください。
基本問題は、すらすらと解けてこそ意味があります。

もし、つまずく問題があれば、それは「理解が不十分」のサインです。できるようになるまで、徹底的に反復させましょう。
5年生で習ったすべての基本単元を、6年生になる前に完璧に仕上げておくこと。
これが、最難関校への最低限の準備です。

3.基本パターンを「使いこなす」練習

ここまでの準備で、中堅校や人気校への道は見えてきます。
しかし、最難関校を目指すなら、もう一歩踏み込む必要があります。

「図に整理する」「表にまとめる」など、実際に手を動かし、分かっていることや条件から導き出せることを書き込んでいく練習です。自分で問題を構造化するこの作業こそが、最難関校の複雑な入試問題を解きほぐすカギとなります。

塾のテキストのBレベルやCレベルの問題から、お子さんの状況に合わせて取り組ませてみましょう。これが、その先の思考力を問われる問題への重要な足がかりとなります。

究極の「覚悟」が、最難関への扉を開く

5年生の間にここまで仕上げて、はじめて最難関校を受験する「資格」が得られるのです。

これは決して厳しい言葉ではありません。
親子で本気の「覚悟」が問われる。それが、最難関中学受験の真実です。

算国オンライン個別指導塾「究学」では、この「親が主導すべき」と言われる部分を、プロの講師が強力にサポートします。オンラインで、お子さん一人ひとりの状況に合わせて、最適な指導を提供することで、最難関校合格という夢の実現を後押しします。