将来に繋がる「本質的な国語力」を育てたい
「小3の子供の国語偏差値を60まで上げるには、どんな勉強をすれば良いでしょうか?」
そんな質問をいただきました。
具体的な目標数字が挙げられていますが、ちょっと待ってください。受験を控えた6年生ならまだしも、3、4年生で偏差値ばかりを気にする必要はありません。
もちろん、塾のクラス分けテストで良い成績を取りたい気持ちは分かります。しかし、今必要なのは小手先のテクニックではなく、将来に繋がる「本質的な国語力」を育てることです。
小3・小4で身につけるべき「本質的な国語力」とは?
- 漢字の読み書きをしっかり行う
- 主語と述語の関係を理解し、文の組み立てを把握する
- 文章に何が書かれているかを正確に読み取る
これらの基礎ができていれば、高学年になった時に必ず伸びます。
今から始める!「本質的な国語力」を育てる3つの方法
- 文章を丁寧に読む
- 塾ではテクニックを教わりますが、それ以上に「丁寧に読む」習慣をつけましょう。
- 自分の言葉で説明する
- 読んだ内容を、自分の言葉で説明する練習をしましょう。
- 読書体験を豊かにする
- 少し難しい本でも、お子様の興味を引くものを選び、一緒に読んだり、読み聞かせをしてあげましょう。
読書体験は、お子様の語彙力や読解力を高めるだけでなく、知識欲や思考力を育む上でも非常に重要です。
我が家の体験談
我が家の子供達は、幼い頃から様々なジャンルの本に触れていました。
- 上の娘には「窓際のトットちゃん」や「五体不満足」を読み聞かせ(読み聞かせなので、下の弟君も一緒になって聴いていました。)
- 下の息子は小4のころから歴史オタクになり、高校生向けの参考書まで買わされました(読破していたようで、雑学博士になっていました)。ちなみにこの弟君は、マンガ「こち亀」や「二十世紀少年」にどはまりし、その中に出てくる細かなことを調べまくっていたようですが…。
このように、読書体験がその後の学習意欲や学力に大きく影響したと感じています。
また、教え子の中には昆虫博士や電車オタクもいましたが、彼らも細かい字で書かれた専門書を必死で読んでいました。そして、そういった子供たちは難関中学に合格しています。
国語のプロからのアドバイス
もちろん、テストで点数を取るための国語力をつけるには、塾の先生に聞くのが一番です。
しかし、
- 高学年になるにつれて、テクニック重視の指導になりがち
- 本当に国語を面白く教えられる先生は少ない
という現状もあります。
だからこそ、3、4年生のうちに、ご家庭で「本質的な国語力」を育ててあげて欲しいのです。
そして、そうやって本物の国語力を身につけた子は、5年や6年になっても成績のブレは少なくなっていくようです。
最後に
この記事は、あくまで私個人の考えです。しかし、試してみる価値はあると思います。
お子様の将来のために、今から「本質的な国語力」を育てていきましょう!

算国オンライン個別指導塾「究学」からのお知らせ
算国オンライン個別指導塾「究学」では、お子様の状況に合わせて、
- 優先的に取り組むべき課題の選定
- 課題のピックアップ
- 必要に応じたオリジナル問題の作成
なども行います。
大切なのは「志望校に合格できる力をつける」こと。
お子様にとって最適な学習方法を、親御さんと一緒に考えていきます。
6年生は志望校や過去のテスト結果、4・5年生は公開模試の結果や宿題の進捗状況などをお知らせください。