算数嫌いをなくすための具体的な方法
算数が苦手な理由は様々
算数が苦手、といっても様々です。
- 算数全般が嫌いで、自分からはなかなか取り組もうとしない
- やっている様子はあるのに算数の点数がまったく伸びない
- 速さや立体など、決まった単元ができない
- お父さんやお母さんがつきっきりで見ているのに点数が出ない
- 家庭教師をつけているのに…
- 個別指導の教室に行かせているのに…
それでは、算数ができるようになるための解決策はないのでしょうか?
算数ができるようになるためには、算数ができるようにしてあげること
すみません、禅問答みたいになってしまいました。
でも、これはとても重要なことです。
悪循環から脱出!
説明します。
算数ができない子は問題を解いてもなかなか正解にたどり着けません。
正解が出ないから、あとが続かない。正解が出ないから、やる気も失せる。正解が出ないから、取り組まなくなる。
この悪循環に陥ってしまったら、なかなかそこから脱出できません。
中には、苦手になってしまった部分はとにかく先送り。得意なことばかり優先してやろうとする子もいます。
だから、いつまでたっても苦手は苦手のまま。
このまま放置しておいても、絶対に改善しないし、この先、もっと悪くなる一方です。
ですから、とにかくできるだけ早い対応が必要です。
子供の「分かった!」が重要
では、どんな対応をしないといけないか。
それは、子供の「分かった!」を引き出すこと。(!にも意味があります。「心から」理解できた、ということです。)
たとえつきっきりで解説し、理解しただろうと思っても、「!」がなければ意味がないのです。
「!」は「感動」です。心を動かされる経験、と言い換えてもいいでしょう。
「たかが算数に、感動はないやろ」
大人はそう思うかもしれません。でも子供は違います。
「分かった!」の次に「やってみる!」が来ます。
やってみて正解できたら、そこでまた「!」です。
この経験を、算数全般が苦手な子には、どの単元でもいいので、やりやすいところから、苦手単元が決まっている子にはその苦手単元の入り口あたりでさせてあげることです。
分かった!できた!を増やしていく
「ひとつふたつ、できたからと言って後に続かないやろ…」
その通り。
でも、少なくとも「突破口」にはなります。
大人が、根気よくしばらく付き合ってあげましょう。そして、要所要所で「!」を与える。
説明が下手でも「!」は与えられます。
「分かった!」「できた!」「点が取れた!」
こういうプチ成功の経験を積んでいくことが何より大切です。
「やらされてる感」をなくす
やっているはずなのに算数の点数が伸びない、お父さん(お母さん、家庭教師、個別指導の先生)がつきっきりで見ているのにいつまでも算数が苦手、こんな状態になっていませんか?
でも、教えるほうが「仕方なく」教えていたり、教わる方が「仕方なく」教わっている状態では成績は伸びません。
つきっきりで見ている人が「教えすぎ」ても成績は伸びません。
なぜなら、「やらされてる感」満載で、そこには「!」がないからです。
子どもの方に「自分で何とかしてやろう」という意識がないからです。
心当たりのある方は、少しさせ方を見直した方がいいかもしれません。
「たった一つのテーマ」に徹底的に取り組む
できれば、苦手な子が多いテーマを選んで、そこを徹底的に仕上げるのもいいかもしれません。
特に「男子」。
子供は、特に男の子は非常にプライドの高い生き物です。周囲に自分を認めてもらいたくて仕方がない。
ですから、この性質を上手に利用しましょう。
1つのテーマでも徹底的にやっていれば、同じクラスの子が誰一人解けない問題で正解を出せることがあります。これでプライドは非常に満足します。この感動をもっと味わいたい、と思うようになります。
これが算数の成績を上げる突破口になります。
とにかく試してみてください!
いろいろ書きましたが、試せそうなところは、ぜひ試してみてください。驚くほどの変化が子供に訪れるかもしれませんよ。
スカイプ個別指導もきっとお役に立ちます!
スカイプ算数個別指導では、お子様の状況を見た上で、
- その時々に何を優先してさせるべきか
- 先に書いた課題のピックアップ
- 必要であればその子に合ったテキスト問題の作成
なども行います。
大切なことは「志望校に合格できる力をつける」これに尽きます。
もちろん、今回書いた「!」を重視して指導します。
そのために今、お子様に最適なことは何か、これをお母さんやお父さんとご相談しながら、指導を進めていきます。また、6年であれば、志望校や現在までの各種テスト結果(過去問含む)、4年や5年であれば塾の公開模試の結果や宿題の進捗状況など、こういったことをお伝えください。対応させていただきます。