今回は、4年生や5年生、6年生、みなさんに関係のある話です。

参考になることはきっとあると思います。ぜひ、「スミからスミまで」お読みください(^^♪

このブログでは、お子様とお父さん、お母さんはじめご家族みんなで中学受験期を乗り切り、無事合格を目指すために、私が長年の経験で培ってきた、役立つ情報を毎回お伝えしていきます。

お父さん、お母さんが勘違いをしがちな、中学受験までの過ごし方を中心に、おそらくは、みなさんもお気付きでない、重要なポイントをこっそりお教えしたいと思っています。


中学受験は「合格してなんぼ」!

中学受験4年生が今やるべきこと3選!

中学受験を考えたとき、4年生が今のうちにやっておいた方がいいことを「3つ」ご紹介します。

いつまでも「まだまだ4年だから」と妥協していてはいけません。
5年生のお子様をお持ちの方にも、きっと参考になる部分はあると思いますので、みなさん、熟読してください!

1 正確で速い計算力を身につける

そんなこと分かってるよ、って、みなさん思われるかもしれません。
では、この「正確」で「速い」計算力の基礎って何でしょう。

基礎は「足し算」と「引き算」

それは、「足し算」と「引き算」です。
4年の今頃の時期、学校ではいざ知らず、塾だと、整数計算だけでなく、小数計算、分数計算とどんどん進んでいきます。
計算のきまりや工夫もたくさん習います。
どんどん進んで、たくさん問題を解いているうちに、何となくできるようになってくる。大いに結構です。
ですが、中には、いつまでたっても計算が遅かったり、ミスを連発したりする子もいます。

5人に1人は計算の基礎ができていない

よくよく見てみると、基本中の基本、「足し算」「引き算」に原因があることが多いのです。

ここがスムーズにできていないので、時間がかかり、不正確になる。

今まで見てきた子供たちの中にも、5人に1人ぐらいこういう子はいました。

☆ 5年生になって、この状況が続いていたら、この先かなりの確率で算数で苦戦します。
そして、実際受験校のランクを2つも3つも下げないといけなくなります。

たかが計算、なんですが、とても重要です。

対策:毎日5分の100マス計算

毎日5分の100ます計算をお薦めします。
だらだらやらずに、その5分間を「必死に」させるようにしましょう。

2 問題文をしっかりと読めること

2つ目は、問題文がしっかりと読めること、です。
これも「当たり前」過ぎることなんですが、小学生に多いのは

・きちんと読まず、読み飛ばす
・何となく書いてあることが分かった気になって解き始める

当然ですが、こういう状態だと正解にたどり着けません。この先、問題はますます長文になり、条件が増えて、ややこしくなっていきます。

そしてこう書けば、
「いやいや、うちの子、読んでるよ」とか、
「じゃ、鉛筆で線を引かせながら読ませるか」とかいった反応を頂くことも多いのですが…

「読む」だけでなく「解析しながら」読む

ただ「問題文に目を通せばいい」ということではありません。
大切なことは、1文1文ていねいに読む、だけでなく、1節1節を「解析しながら」読むということです。

・問題文の中の1つのかたまりごとに「何が書いてあるか」理解し、場合によってはそれを「図で表したり」
図形問題なら「図にその条件を記入したり」といった、作業をしながら読み進める。
こういう練習を、今からやってください。

公開模試で点数が取れない子は要注意

塾のテスト、特に「公開模試」なんかで点が取れている子は、そういったことがそれなりにできているはずです。
逆に、復習テストでは点が取れるけど公開模試では点が取れないという子は、このあたりに弱点があるはずです。

3 考える練習をする

最難関の中学校を目指すのであれば、「計算力」「問題文」のところはできて当然。
大切なことはこれから挙げる3つ目です。

3つ目は「考える練習をする」です。

そんな当たり前のこと、と思われたかもしれません。ですが、これが意外とできていない。

目の前で少し難しめの問題を解かせてみよう

試しに、お子様に、塾のテキストでいいので、少し難しめの問題を解くように指示して、目の前でさせてみてください。考える時間は5分~10分。
お父さんやお母さんの目の前で、スラスラ解けた!なら心配いりません。
ですが、3分ぐらいたったところで、鉛筆を持つ手が止まり、ぼーっとしていたり、「考えるフリ」をし始めたら要注意です。

5人に1人しかしっかり考えられていない

ボクの経験で恐縮ですが、こういった場合、解ける、解けないは別として、しっかり考えているなと思われる子は、だいたい5人に1人ぐらい。中には、最初からあきらめる子もいます。
考えるというのはそれほど難しいのです。

対策:親が一緒に問題文を分析する

考える、というのも「習慣」が大きく影響しているとボクは思います。
ですから、ある程度自分で考えるということができるようになるまでは、お父さんやお母さんが
「つきあって」あげることも大切です。

一緒に問題を「分析しながら」読む、条件を書き出すのを手伝う、条件を整理するのを手伝う、考える糸口を一緒に探してやる、などなど。

ずっとつきあってやることはできませんが、軌道に乗せてやることは必要です。
5年になったら、もっともっといろんなことを習います。問題も複雑になり、条件も増えてきます。

今のうち、です。

おまけ:解説を理解する方法を教える

塾で使っているテキスト、最近のものであればどの塾でも、かなり詳しい解説がついています。
どうしても解けないときは「解説を理解する」方法を教えてあげましょう。

上辺だけ目を通して「分かった気になる」のではなく、きちんと、・どういう理由で、・どの条件からその答えが出るのか、ここを押さえさせるように。
そして、これを子供の力でできるように持っていく。これも大切です。

子供たちの中には、解説を赤ペンで丸写しして、それで終了!という子も多いのですが、何の意味もありません。

☆スカイプ個別指導もおすすめ

スカイプ算数個別指導では、こういったふだんの学習をスムーズに進めていくためのお手伝いもやっています。
お子様の状況を見ながら、そのときそのときに必要なことをお伝えしたり、練習不足が発覚したら、練習のためのプリントをお渡ししたり、今まで習ったことの総復習をコンパクトかつ効率的に進めたりします。
現在の状況を、メールで結構ですので、お伝えください。

日ごろ疑問に思っていることや、もっと知りたいことがあれば、質問してみましょう。

こんなことも知りたい、こんなときはどうすればいい?などなど、どんなことでも構いません。どんどん質問してください。そして、可能であれば、このブログをお読みいただいている方々と共有し、それぞれの受験成功のために役立てていただきたいと思います。
よろしくお願いしますm(__)m

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