「難関校合格には、幼い頃からの英才教育が必須!」
もしあなたがそう思っているなら、ちょっと待ってください。
巷にあふれる早期教育の神話に惑わされて、お子様の貴重な可能性の芽を摘んでしまっているかもしれません。
灘、星光…難関校合格者の親が、小1・小2から血眼になっている?【それは誤解です!】
「うちの子を灘中に!」 「大阪星光学院に絶対に入れたい!」
そんな熱い想いを持つ親御さんほど、焦って早期教育に飛びつきがちです。
「周りの子がもう塾に行っているから…」
「早くから始めないと間に合わないのでは…」
そんな不安に駆られる気持ちも痛いほど分かります。
しかし、難関校合格に本当に必要なのは、スタートの早さではありません。
問題は、「いつから」「何を」準備しているかなのです。
プロだから知っている!難関校合格の真実【小4スタートでも間に合う!】
長年、多くのお子様を中学受験の成功に導いてきた塾講師の立場から断言します。
しっかりとした教材とカリキュラムのある進学塾で、小4から真剣にスタートすれば、最難関校合格は決して夢ではありません。
ただし、そのためには、お子様がその段階で学ぶ内容を「素直に受け止められる力」が不可欠です。さらに、受け取った知識を「自分の頭で考え、応用する習慣」も重要になってきます。
実は、難関校に合格するお子さんの多くは、親御さんが意識しているかどうかに関わらず、早い段階からこれらの「合格の土台」を着実に築いているのです。
【親御さん必見!】小4までにわが子に仕込んでおきたい3つの最強スキル
では、具体的に小学校4年生になるまでに、どんな準備をしておけば良いのでしょうか?ここでは、特に重要度の高い3つのポイントに絞ってお伝えします。
【ポイント1】言われたことをスッと吸収する「素直な耳」を育てる
勉強の基本は、教わることから始まります。先生や教材からの情報を素直に受け入れ、まずは真似てみる。そして、それを応用していく。この一連の流れがスムーズであることが、学力向上の絶対条件です。
特に重要なのは、「教えてもらう」時の姿勢です。人の話をきちんと聞く耳、そして素直にやってみようとする心。これがなければ、どんなに良い授業を受けても、知識は右から左へと通り抜けてしまいます。
【ポイント2】知的好奇心のエンジンを点火!「好きこそものの上手なれ」を体現する
勉強は、時に単調に感じることもあるでしょう。しかし、どんなことにも興味を持ち、なぜ?どうして?と探求する心を持つお子さんにとって、それはワクワクする冒険に変わります。
興味や好奇心を持って学ぶ子は、そうでない子に比べて、理解のスピードが格段に速く、応用力も身につきます。
ここで注意したいのは、低学年での中途半端な先取り学習の弊害です。
「知っているつもり」「習ったことがある」という気持ちが、授業への集中力を奪い、本当に大切なことを見逃してしまう可能性があります。
むしろ、小学校入学前や低学年のうちは、勉強に直接関係のないことでも、お子様の興味関心を大切にし、知的好奇心を刺激する経験をたくさんさせてあげてください。それが、4年生以降の本格的な学習への強烈なエンジンとなるのです。
早期の詰め込み教育は、お子様の「伸びる芽」を摘んでしまう危険性があることを忘れないでください。
【ポイント3】一点集中!「ながら学習」を撲滅し、集中力を鍛え抜く
高学年になっても成績が伸び悩むお子さんの多くに見られるのが、圧倒的な集中力不足です。長い説明を聞き続けられない、長い問題文を最後まで読み切れない、宿題中にすぐに気が散ってしまう…。集中力の欠如は、学力向上の最大の障壁となります。
「うちの子、集中力がなくて…」高学年になってから慌てても、手遅れです。遅くとも小学校低学年のうちに、「人並み以上の集中力」を身につけさせてあげることが、親の重要な責務です。
幼稚園や小学校入学前でも、短時間なら誰でも集中できます。その「集中力の貯筋」を、毎日少しずつ増やしていくイメージでください。
最も効果的なのは、毎日の読書習慣です。挿絵の少ない本を、最初は5分でも良いので音読させてください。親御さんは聞き流していても構いません。
大切なのは、お子様が真剣に声に出すことです。
慣れてきたら、徐々に時間を延ばし、最終的には20分間の黙読を目指しましょう。
黙読が難しい場合は、鉛筆で文章に線を引かせながら読ませるのも有効です。
計算練習も大切ですが、20分間の集中は難しいので、5分間の完全集中を目標に、読書と並行して行うと良いでしょう。
【おまけ】小4までに育てたい、もう一つの重要な力「考える力」
難しい問題である必要はありません。市販のパズルや積み木、迷路など、どんなものでも良いのです。「考える」という習慣を早くから身につけておくことは、中学受験はもちろん、その後の人生においても大きな武器となります。
大切なのは、すぐに答えを教えるのではなく、お子様自身が諦めずに、粘り強く答えにたどり着くまで考え抜く経験を積ませることです。制限時間なしで、一つの課題にじっくりと向き合う。この経験こそが、本当の意味での「考える力」を育みます。
【結論】焦るな親!小4までの準備こそが、難関校合格への最短ルート
難関校合格に必要なのは、早期の詰め込み教育ではありません。
「素直な耳」「知的好奇心」「集中力」、そして「考える力」。
この3つ(+1つ)の土台がしっかりと築けていれば、中学受験の本格的なスタートとなる小学4年生からでも、十分に難関校合格を目指せる力は身につきます。
今こそ、お子様の「学ぶ力」の根っこをしっかりと育てる時期です。焦らず、本質的な準備を始めることこそが、お子様を志望校合格へと導く、最も賢い選択なのです。
さあ、今日からあなたも、お子様の未来のために、できることから始めてみませんか?
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親と子の中学受験マニュアルの「幼児期に身につけておきたい7つの資質 ~中学受験に成功する子、失敗する子」のページもご参照くださいね。